3.11 復興ボランティアについて

company03平成23年3月11日東北地方太平洋沖で、国内では観測史上最大といわれるM9.0の巨大地震が発生しました。またこの地震の影響で津波が発生し、関東から東北まで500㎞という範囲にわたり壊滅的な被害をもたらしました。弊社社員は東北地方出身者が多数おりますので、その家族との連絡がとれない日々が続きその安否が心配される状況の中、奇跡とも思えるほどの嬉しいニュースが飛び込んできました。地震発生から9日経った3月19日(土)、宮城県石巻市で年老いたおばあちゃんを勇敢に支えつつ救助を待った阿部任君の救出が報じられたのです。救出された阿部任君は、弊社大場社員の甥っ子にあたることをこのとき初めて知った社員全員が喜びに沸いたのは言うまでもありません。この救出報道により、弊社社員の家族の無事がすべて確認され、社員全員がやっと安堵することができました。

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日々報道される被災地は復旧作業が進む様子もなく、日常を取り戻すには果てしない時間を要する光景に思えました。建設業に携わる私たちができる支援の形・・・それは現地へ赴き重機や体を動かし町を復興へ導くことではないだろうか?
そんな瀧澤社長の思いに、20名を選出し、4月28日(木)から5月2日(月)までの期間、社員の思い入れの強い石巻市へ復興支援に向かうことになったのです。バックホウ2台、タイヤショベル1台、4tダンプ5台、作業車2台、連絡車1台の編制で現地に入り、私たちは想像以上の被災地の現状に驚き、ただただ言葉を失いました。晴れた空とは対照的にグレーに染まる町を見て、「この地で、この短期間に私たちが出来ることを精一杯おこなわなければならない」と一人一人が復興作業への思いを新たに誓った瞬間でした。
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活動内容は、津波の影響で水害にあった地域の一般家庭から出たゴミ、瓦礫の撤去、運搬作業を担うこととなり、瓦礫の運搬処分を行いました。
滞在は、石巻市専修大学のグランドに5基のテントを張り自給自足での滞在となりました。グランド内には全国各地から駆けつけたボランティアの方々のテントも多数点在しており、それぞれの得意分野で被災地を支えようとする人々の力を感じました。また、小さな余震は何回もあり、4月29日(金)の夜中には緊急地震速報もあったりで、予断を許されない状況での活動だったと思います。緊張感をもって活動を行うことができ、参加者全員が、怪我をすることがなく無事終了できたことが何よりでした。
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石巻市港近郊の現状を見て、この惨状が私達の住んでいる先進国日本なのかと目を疑わずにはいられませんでした。我々のような建設会社が、まとまった人数で重機を持ちこんでのボランティア活動は大変珍しいと言っておりました。震災から2カ月余りも経とうかとしているのに、海岸線沿いはいまだに何も手をかけていない場所が多数ありました。そのことを思うと、全国の民間企業の建設会社が少しだけでもこような活動に賛同してもらえないものかと感じております。

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我々が、行った活動はほんの僅かな復興のお手伝いをしたにすぎませんが、多くの力が結集すれば明るい未来への道筋が開けるでしょう。

弊社は「企業は地域社会に貢献する」を基本方針に揚げ、理念としております。

『一日でも早い東日本の復興を願い、少しでもその力になりたい』

この思いが、被災地の未来を担う一端となればと、弊社社員全員の思いと力が結集、形となって実を結んだのがこのボランティア活動です。

この活動にあたりご支援、ご協力をいただきました皆様方には、厚く御礼申し上げます。